はじめに
こんにちは、スタジオインディです!
これから芸能や音楽活動に勤しむ方で「宣材写真はできれば自分で撮りたい」と思っている方も多いのではないでしょうか?
スタジオインディに宣材写真の撮影に来られた方の中にも「元々は自分で撮るつもりだった」と仰る方がよくいらっしゃいます。
セルフで撮影できれば費用も手間も抑えられてよいですよね。
とはいえ、「果たして自分で撮影した宣材写真で問題ないのか…」と不安になるのもよくわかります。
そこで、今回は「宣材写真のセルフ撮影」について、プロカメラマンの目線から解説してみます。
この記事でわかること
- 宣材写真を自分で撮っても問題ないか
- 宣材写真を自分で撮影する方法
- 宣材写真を自分で撮影する際の注意点
宣材写真は自分で撮ってもいいの?
結論から言うと「宣材写真を自分で撮影するのはOK」です。
宣材写真の役割は「自分を売り込む・アピールすること」です。
「この人に会ってみたい!」「この人にお願いしたい!」と好印象を与えられるような仕上がりになっていれば、問題ありません。
ただし自分で撮影した写真は、スタジオで撮影した宣材写真と比べると、品質が劣りやすいです。
特に慣れていない方がセルフ撮影した写真は、一目で判別できてしまいます。
宣材写真は仕事に大きく関わるため、自分で撮影するかプロにお願いするかは慎重に判断することをおすすめします。
宣材写真を自撮りするのはおすすめしない
ただし、自分で撮影する場合も「自撮り」だけはおすすめできません。
ここでいう自撮りとは、「スマホを手で持って内カメラで撮影する方法」です。
内カメラは撮影画面を見ながら撮影できるため写りを確認できて便利ですが、構図が極端に制限されてしまいます。
撮影距離や角度に限界があるため、「自撮りっぽい写真」から抜け出すのが非常に難しいのです。
クライアントにしっかりと自分を売り込みたい!と思っている方は、自撮り(内カメラ)での撮影を控えることをおすすめします。
宣材写真を自分で撮影する方法は?
宣材写真を自分で撮影する方法としては、以下の2つをおすすめします。
宣材写真を自分で撮影する方法
- 三脚などを使ってカメラを固定してセルフ撮影する
- 周囲の人に協力して撮影してもらう
一人で撮影する場合、外カメラを固定して撮影するだけで写真の質は上がります。
ただしこの方法には「写りを確かめるのに非常に手間がかかる」というデメリットがあるため、なるべく周りの人に協力してもらうのがおすすめです。
カメラや撮影に詳しい人ではなくても、画面を見ながら撮影してもらえるだけで、写りを調整する手間が格段に省けます。
同じ業界の人に手伝ってもらえれば、写真について相談しながら撮影を進められるので心強いですね。
宣材写真を自分で撮影する際の注意点
宣材写真をセルフで撮影するのは、写真スタジオのスタッフとしてあまりおすすめできません。
しかし、時間や費用などさまざまな面で「どうしてもセルフで撮影したい」という方もいるでしょう。
そんな方へ向けて、ここからはセルフで宣材写真を撮影する際の注意点を紹介します。
宣材写真をセルフで撮影する際の注意点
- 被写体に光が十分に当たるようにする
- 無地のシンプルな背景で撮影する
- 水平で安定した場所にカメラを固定する
- カメラ目線かつピントが合うように調整する
注意点1:被写体に光が十分に当たるようにする
写真スタジオと比べて、セルフ撮影の場合はどうしても光量が足りない場合が多いです。
光が不十分な場合、暗い宣材写真に仕上がってしまいます。
そのため、しっかりと被写体に光が当たるように意識しましょう。
また、白い板紙や板紙にアルミホイルを貼った「簡易レフ板」を顔の下に配置すれば、顔色が明るく写りやすいですよ。
注意点2:無地のシンプルな背景で撮影する
宣材写真は、無地のシンプルな背景で撮影するようにしましょう。
用途にもよりますが、特に室内の白壁を背に撮影するのが無難でおすすめです。
無地の白壁はシンプルな反面、被写体が主役に写る特性を持っています。
また、白は光を反射しやすいため、明るい写真を撮りやすいのも初心者さんにもおすすめですよ。
注意点3:水平で安定した場所にカメラを固定する
独りで撮影する方は、必ず水平して安定した場所にカメラを固定するようにしましょう。
カメラが不安定では、写真写りも定まりません。
またカメラが水平でないと、違和感を覚える写真になってしまいます。
カメラは三脚やアームで固定するのが重要です。
その際、構図としては上下左右の余白が対称で、被写体が写真の中心に来るように調整するのがポイントです。
被写体が真正面を向く必要はありませんが、しっかりと中心に写ることで均整の取れた印象になりますよ。
注意点4:カメラ目線かつピントが合うように調整する
写真はわずかに目線が異なるだけで、印象がガラっと変わります。
特にスマホで撮影する場合は、レンズが目立たない分ぼやっとスマホ全体を見てしまい、わずかに視線がズレがちです。
しっかりと撮影時にスマホのカメラレンズに目線を向けることを意識しましょう。
また、特に独りでセルフタイマーで撮影する場合は、知らぬ間にピントが外れてしまうこともあります。
近年はAF(オートフォーカス)機能の性能も向上し、セルフタイマーでもピントが合いやすいはずですが、頻繁にズレる場合はAFロックを使ってみるのもひとつの手です。
宣材写真はなるべく写真スタジオで撮影するのがおすすめ
スマホ撮影
スタジオ撮影
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ここまで宣材写真のセルフ撮影について説明してきましたが、やはりプロとしては宣材写真は写真スタジオでの撮影をおすすめします。
スマホに搭載されている広角レンズは、広い画角の撮影に適していますが写真の周辺部分に歪みが発生しやすく、厳密には人物の写真には適していないのです。
上記の写真は違いが分かりやすい比較例ですが、特に全身を撮る写真や近距離で撮る写真は歪みが目立ちやすくなります。
その点、スタジオで使うカメラは多種のレンズから最適なものを選択して使用するため、こういった歪みを最小限に抑えることができるのです。
少しでもよい宣材写真を手に入れたい方は、スタジオ撮影を検討してみてください。
まとめ
この記事で解説してきたこと
- 宣材写真は好印象さえ与えられれば自分で撮影してもOK
- 自分で宣材写真を撮る方法はスタジオとセルフの2通りある
- 自分で宣材写真を撮影するときは被写体に光が十分に当たるようにする
- 無地のシンプルな背景で撮影するのがおすすめ
もちろん宣材写真の役割を果たせるような写真であれば、セルフで撮影してもOKです。
ただし「それっぽい写真」を撮るだけでも、宣材写真を自分で撮影するのはなかなか難しいものです。
セルフでの撮影に少しでも自信がない方は、ぜひ写真スタジオのプロの手で「間違いのない高品質な宣材写真」を入手してくださいね。
スタジオインディ各店では撮影に不慣れな方のお問合せもお待ちしております。