オーディション写真でメイク初心者が失敗しないチークメイクを解説
写真:柘植早紀

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ヘアメイクアーティスト

柘植早紀

ブライダルや舞台のヘアメイクを中心に活躍されるヘアメイクアーティスト。ヘアメイクにとどまらず、アイラッシュや着付け技術も兼ね備えており、インフルエンサーをはじめとした芸能ヘアメイクや、美容専門学校の非常勤講師もされ、スタジオインディでも証明写真のヘアメイクを担当されるなど幅広く活躍している。

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目次

  1. はじめに
  2. オーディション写真ではチークも必要!その役割は?
  3. オーディション写真を撮る際に選ぶべきチークの特徴
  4. オーディション写真のチークメイクのための手順
  5. オーディション写真ではチーク以外のメイクもする
  6. オーディション写真のチークまとめ

はじめに

モデル、女優、アイドルなどを目指している女性のみなさん、オーディション通過の最初の関門といえば書類選考ですよね。中でも自己PRの書類に添えるオーディション写真は超重要!
魅力的なオーディション写真のためにプロの方にメイクしてもらうという方法もありますが、他の人にメイクしてもらうと自分らしさが出せない!と不安ですよね。また、予算的に厳しいということも。そんな時はセルフメイクがおすすめ。

オーディション写真のセルフメイクのポイントの一つが「チーク」です。意外にも写真写りにかなり影響します。
オーディションに挑戦し始めたばかりの方は、「写真撮影時にぴったりのチークの入れ方がわからない」という方もいると思います。そこで今回は、オーディション写真でメイク初心者が失敗しないチークメイクを解説します。

オーディション写真ではチークも必要!その役割は

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ベースメイクやアイメイクに比べると、どんな入れ方をしてもそれほど大きな変化が無いように思われがちなチークメイク。でも、頬は顔の中でも広くを占める部分なので、オーディション用の写真ではチークの入れ方で顔の印象が大きく左右されるんです。まずはチークの役割を見ていきましょう。

チークの役割1:顔色を良く見せる

チークの一番の役割は顔色を良く見せることです。頬の血色をアップさせ、健康的でフレッシュな印象を作ります。チークを入れることで顔全体が明るくなるので笑顔の写真も際立ちます。

チークの役割2:垢抜けた印象になる

2つ目のチークの役割は、顔全体を垢抜けた印象にしてくれることです。頬にチークを入れることで立体感が生まれ、ノーメイクやベースメイクのみの状態よりも、洗練されたメリハリのある顔を演出してくれます。

チークの印象3:より女の子らしい顔になる

3つ目のチークの役割は、より女の子らしく優しい顔にしてくれること。頬がほんのり色づいていると、正面から見ても横顔でもハリのある、可愛らしく柔らかな印象になります。また、頬にカラーが入るだけで表情の明るさを演出することもできます。

オーディション写真を撮る際に選ぶべきチークの特徴

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ここまでチークの役割について紹介してきましたが、チークカラーにはたくさんの種類があります。オーディション写真を撮る際にぴったりのチークはどのようなものなのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

チークの特徴1:オレンジ系orピンク系

オーディション写真のセルフメイクでオススメなのがオレンジ系かピンク系のチークです。どちらもカメラのフラッシュやライティングにも映え、明るく健康的な写真に仕上がります。
オレンジ系はイエローがかった肌色の方に合わせやすく、少し頬に乗せただけでぱっと血色をプラスしてくれます。少し日焼けしたような、活発で健康的な印象を与えてくれます。
ピンク系は白く透明感のある肌色の方に合わせやすく、ガーリーで可愛らしい雰囲気を演出してくれます。
自分の肌色に合うものやオーディションでどのようなタイプが求められているかによって使い分けるのもいいですね。

チークの特徴2:パウダーかリキッド

チークのテクスチャーの種類にもいろいろなものがありますが、オーディション写真の撮影メイクではパウダータイプかリキッドタイプがオススメです。
パウダータイプはメイク初心者の方でも扱いやすくふんわりと自然な仕上がりになります。カラーの種類も豊富で、自分に合うものを見つけやすいのも嬉しいポイントです。
リキッドタイプは内側からぽっと湧き上がるような上品な血色を作ることができます。潤いも与えるので乾燥肌の方にはオススメですが、反対にオイリー肌の人は少し崩れやすくなるので、パウダータイプを使ってみてくださいね。

チークの特徴3:ラメが無いか目立たないもの

オーディション写真の撮影メイクでは落ち着いた印象のチークを選ぶと良いです。
チークの中には、ラメ入りのものもあります。カラーの中にキラキラ光る粒子が入っていて、華やかさとツヤが出るのでパーティやブライダルのゲストのメイクには適しています。しかし、オーディション写真の場合は少し派手になりすぎるので、より自然なものがベストです。ラメ入りでも、粒子が細かくあまり目立ちすぎないものを選びましょう。

チークの選び方は以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
チークで宣材写真の雰囲気が決まる!おすすめの選び方とメイクのコツを紹介

オーディション写真のチークメイクのための手順

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では、「オーディション写真撮影時のチークメイクはどんな風にすればいいの?」という方のために、実際に手順を見ていきましょう。
先ほどパウダータイプかリキッドタイプがオススメとご紹介しましたが、ここではメイク初心者の方でも使いやすい、パウダーチークで解説していきますね。

チークメイクの手順1:写真を撮る時の笑顔を作る

まず、鏡の前で口角を上げ笑顔を作ってみましょう。チークは笑った時高くなる部分にオンすると綺麗に仕上がります。無表情のままでメイクを開始すると、写真撮影で表情を作った時にチークの位置がずれてしまっていることも…。そうならないために、メイクをしながら自然に頬を上げた状態を作ることがチークを上手に入れるポイントです。

チークメイクの手順2:頬骨の上にチークをのせる

自然と笑顔を作り、頬の高くなる位置にチークをオンしたら、頬骨の上を意識しながら内側から外側へ向かって淡くベースを作るように塗っていきます。頬の一番高い位置にはさらに重ね付けすることで綺麗なグラデーションとなり、自然な立体感が生まれます。

チークメイクの手順3:ブラシを使って境界線をぼかす

パウダーチークを入れる際には、大きめで毛先に丸みのあるブラシを使うのがオススメです。チークをブラシに含ませたら余分な粉を落とし、頬の一番高くなる部分から外側へ向けてブラシを引き上げるようにして付けます。そのあと、ブラシをくるくると動かしながら境界線をぼかすと自然な仕上がりになります。

オーディション写真ではチーク以外のメイクもする

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ここまでチークメイクの方法について詳しく解説してきましたが、チークだけを上手くメイクしてもキレイな仕上がりのメイクにはなりません。重要なのはメイク全体のバランス!オーディション写真のメイクでは以下のメイクにも注目して、好印象な写真が撮れるようにトライしてみましょう!

  • ・ベースメイク
  • ・アイブロウメイク
  • ・アイメイク
  • ・リップ
  • オーディション写真では、顔全体のバランスが取れた自然なメイクが合格の鍵になります。そのためにまず自分の顔の顔の長所や短所を理解し、自分の良さを最大限に引き出せるメイクができるようメイク方法の研究や練習が必要です。

    オーディション写真のチークまとめ

    今回は、オーディション写真でメイク初心者が失敗しないチークメイクを解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
    自分らしさを引き出せる自分に合ったメイクというのは、メイク初心者にとっては少し難しいかもしれませんが、鏡を見て自分の良さを知ることや、なりたい自分のイメージを持ってメイクをすることでメイクのテクニックはきっと身についていきます。
    まずは全体のバランスを意識して、今回ご紹介したチークメイクの方法を参考に、素敵なオーディション写真が撮れるよう試してみてくださいね!